NotebookLM1のVideoOverviewのクオリティが凄まじい。次のビデオは拙著『Chrome拡張機能で学ぶ「エンジニアの思考法」—— YouTubeタイマー「制作クエスト」』のブリーフィングです。まずは、ご覧ください。
私がやったことは、拙著の原稿テキストとその画像をアップロードし、画面に表示されたいくつかの選択肢を選んで、Generateボタンを押しただけです。これが、他人の書いた文章なら、ここまですごいと思わなかったかもしれません。
何がすごいか。挙げればキリがありませんが、特筆すべきは以下の点です。
- 原稿の要点を捉えて、「意志・分解・構築」という軸からブレずに動画が構成されていること。
- テンポの良い語り口で、日本語のナレーションが非常にスムーズなこと。
- スライドに原稿の画像が適所に織り込まれていること。
- 2分半という短い時間にコンパクトに収められていること。
拙著は、Watchtime Badge というChrome拡張機能を作った記録を、制作クエストという形でストーリー仕立てにしたものです。
このChrome拡張機能の制作は、「動画に費やした時間」をブラウザーに表示できないか、という思いに始まりました(意志)。最初は、URLが youtube.com なら、1秒ごとにカウントアップするというシンプルなアルゴリズムでスタートしました(分解)。そこから、数々の課題に当たりながら、実用的な正確さで時間を計測するに至るまで、Chrome拡張機能というプロダクトを 構築 していくわけです。
さらには、プロダクトをリリースするまでの過程を本にしようと思い立ちました(意志)。その過程を思い出しながら、本の目次を考えるわけです(分解)。その後、目次に沿って、ストーリーを組み立てました(構築)。その結果出来上がったのが、拙著です。
そして、本の要約をビデオにしたいと思って(意志)、とりあえずNotebookLMに原稿入れてみたら、素晴らしいビデオが生成されたわけです。
つまり、本の原稿を書き上げた段階で、すでに「意志・分解・構築」がしっかりと行われていたからこそ、AIはそれを読み取り、単なる「表現の形の変更」として高品質なビデオを生成できたわけです。
結局のところ、「何をやりたいか」という意志こそが、エンジニアリングの魂であり、人間であるクリエイターの最大の特権なのです。
追記:拙著の内容をNotebookLMでスライド作成したものも、ご参考までに。
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NotebookLMとは: Googleが提供するAIノートブックアプリ。読み込ませたドキュメントやURLをソースとして学習し、情報の要約や質問への回答を行うツールです。本記事で使用した「Video Overview」機能では、資料のテキストや画像をもとに、ナレーション付きのプレゼン動画を生成することができます。 ↩︎